スローなコメディにしてくれ
Photo N.Kurisu

2017.9.27

世田谷・経堂「ハルカゼ舎」のオリジナル・日めくりカレンダーは「ザジがパリ中を駆け回る日」も教えてくれる。

by 須田 泰成

お知らせ

いい小売店がある商店街は、絶好の散歩コースだと思う。

にぎわっているけど飲食店ばかり、
そんな街が増えているなか、
古書、文具、雑貨など様々に、
店主の顔が見える小売店が点在する通りは、
文化があり、歩いて楽しく、発見が多い。

とはいえ、あらゆる小売業態が、
大型量販店やアマゾンなどの攻勢にさらされる昨今。
個人店が土俵から押し出されず生き残るのは簡単ではない。

しかし、ここ数年、
商店街を歩いていると、
小さなお店の棚に、さりげなく、
ユニークなオリジナル商品が並ぶ光景が増えてきた。

「世界中でここにしかないモノ」を作って売る。
ここに小売店の未来があるのかもしれない。
現実的な話になるが、
オリジナル製品は、メーカーものとは違い、
利益の幅が厚いため、お店にやさしいというメリットもある。

編集部が感銘を受けたオリジナルの一品は、
世田谷区経堂の「ハルカゼ舎」という文具のセレクトショップにあった。

小田急線・経堂駅北口を出て、すずらん通りをゆるゆる歩く。
花屋、八百屋、魚屋、肉屋、呉服屋、金物屋など、
生活必需品を扱う店が、いまだに元気な珍しい商店街。

7、8分ほど歩くと現れる、この看板が目印だ。

ハルカゼ舎さんの看板

センスよく、遊び心たっぷりのモノでいっぱいのオモチャ箱のようなお店。



そして、これが、
経堂界隈を中心にじわりじわファンが増えている
こちらのオリジナルの日めくりカレンダー。

場所を取らず、どこにでもちょこんと置いとけるカレンダー。

日々の言葉が心地よい。

やっぱり夕暮れをはしごしたい日ってあるよね。

早起きしてお豆腐屋さんに並んで出来立ての豆乳飲みたいよね。

ギフト用の小さな紙袋、箱も素敵。

「ザジがパリ中を駆け回る日」も教えてくれる。

同じく経堂の人気食堂&カフェ「OSSE」さんにも置いてありました。

自宅のテーブル、会社の机、ベッドの枕元、玄関、本棚どこにでも。

毎日めくって楽しい言葉と出会えるカレンダーは、
忙しい私たちの日常をほっこりと「スローなコメディにしてくれる」はず。

これでお値段、1400円ポッキリ。ギフトにもピッタリです。

ハルカゼ舎
東京都世田谷区経堂2−11−10
営業:12時00分~20時00分
定休:火曜日/第1+3水曜日
電話: 03-5799-4335
ホームページは、こちら。

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須田 泰成

「スローなコメディにしてくれ」
 編集長+プロデューサー+ライター。
always look on the bright side of human life♩な
「もの+こと+ひと」を取り上げながら、
地域や企業のリアル・ムーブメントも熟成発酵させている。

世田谷区経堂と全国の地域の生産者と文化をつなぐ
経堂系ドットコムを2000年から運営。
イベント酒場さばのゆをハブに全国のつながりを醸す日々。
東日本大震災の津波で流された石巻の缶詰工場・木の屋石巻水産
の泥まみれの缶詰を洗って売るプロジェクトは、
さばのゆから全国に広まり、約27万個を販売。
工場再建のきっかけとなった実話をまとめた
復興ノンフィクション
『蘇るサバ缶〜震災と希望と人情商店街〜』(廣済堂出版)が
2018年3月に出版された。
その他、経堂こども文化食堂など、ソーシャルな活動も多い。

本業は、著述、映像・WEB制作、各種プロデュース。
著書に『モンティパイソン大全』(洋泉社)、など。
脚本・シリーズ構成に『ベイビー・フィリックス』(NHK),
『スーパー人形劇ドラムカンナの冒険』(NHK)など多数。

『シャキーン!』(NHK)『すっぴん!』(NHKラジオ第一)
などの番組立ち上げもいろいろ。

テレビ、ラジオ、WEB、脚本、構成、
執筆、制作、講演などの仕事多数。
お仕事も承っております。
Twitter:@yasunarisuda
facebook:https://www.facebook.com/yasunarisuda
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