スローなコメディにしてくれ
Photo N.Kurisu

2017.12.11

デジタル時代にアナログの癒し。通販で出雲のお赤飯やおこわを買ったら、 手書きのお礼に心ほっこり♪

by 須田 泰成

ファンキービジネス物語地域を活性化するイノベーション

デジタル技術全盛の世の中は、
スマホやパソコンでポチっとすると何でもスピーディーに手に入りますよね。

欲しいものも、知りたいことも、なんでもすぐに。

確かに便利な世の中ですが、
なんとなく味気ない感じは、確かにします。

そんなことを考えていたら、素敵なものと出会いました。
地下鉄銀座線、京橋駅のホームから見える、
万年筆のパイロットの広告です。

「書く人は、ゆっくり生きる。」

いいコピーです。

じんわり、心が楽になる感じがします。

ゆっくりと豊かな時間を過ごす暮らしは、いいものです。

例えば、ゆっくり散歩して、
昭和から続く商店街のお店にいくと、
「今日のオススメはこれだよ!」
「ありがとうございました!」という笑顔に満ちたふれあいがありますよね。
こういう人と人のふれあいって良いよなーと、

そんなことを考えていたら、

「書く人は、ゆっくり生きる。」を体現する会社が、身近にありました。

会社の名前は、アルファー食品株式会社。
本社は、出雲大社のお膝元、島根県大社町。
お赤飯やおこわ、
防災米などに使われるアルファー化米なども
つくる出雲のお米製造メーカーです。

実は、私が震災以前から仲良くしている
宮城県の缶詰メーカー木の屋石巻水産さんと
防災イベントなどをコラボしているご縁で知り合いました。
経堂こども文化食堂にも協力してくださっています。


縁結びで有名な出雲大社の行事にも
お赤飯を納入するという会社でもあります。

「ここの通販には癒されますよ」と、知人に教えてもらい、
時々、お取り寄せするようになりました。

丹波大納言赤飯と鯛おこわが美味!




もちろん味も癒し効果満点ですが、
おもしろいのは、
商品に同封されている一筆箋なのです。

心のこもった手書きの文章と、カワイイ手づくりの切り絵たち。

切り絵は、季節によって、いろんなパターンを作り、
それをカラーコピーしたものを手紙に貼っていると聞きました。

ずっと眺めていても飽きません。

実は、こんな風に書かれているそうです。

切り絵も手で髪をチョキチョキと。

まさに「書く人は、ゆっくり生きる。」の精神と感じました。

デジタル全盛で、AIが人間の仕事を奪うことが懸念される世の中ですが、
こういう心のこもったアナログな気遣いは、ずっと残るのではと思ったりします。

参考:アルファー食品オンラインショップ

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須田 泰成

「スローなコメディにしてくれ」
 編集長+プロデューサー+ライター。
always look on the bright side of human life♩な
「もの+こと+ひと」を取り上げながら、
地域や企業のリアル・ムーブメントも熟成発酵させている。

世田谷区経堂と全国の地域の生産者と文化をつなぐ
経堂系ドットコムを2000年から運営。
イベント酒場さばのゆをハブに全国のつながりを醸す日々。
東日本大震災の津波で流された石巻の缶詰工場・木の屋石巻水産
の泥まみれの缶詰を洗って売るプロジェクトは、
さばのゆから全国に広まり、約27万個を販売。
工場再建のきっかけとなった実話をまとめた
復興ノンフィクション
『蘇るサバ缶〜震災と希望と人情商店街〜』(廣済堂出版)が
2018年3月に出版された。
その他、経堂こども文化食堂など、ソーシャルな活動も多い。

本業は、著述、映像・WEB制作、各種プロデュース。
著書に『モンティパイソン大全』(洋泉社)、など。
脚本・シリーズ構成に『ベイビー・フィリックス』(NHK),
『スーパー人形劇ドラムカンナの冒険』(NHK)など多数。

『シャキーン!』(NHK)『すっぴん!』(NHKラジオ第一)
などの番組立ち上げもいろいろ。

テレビ、ラジオ、WEB、脚本、構成、
執筆、制作、講演などの仕事多数。
お仕事も承っております。
Twitter:@yasunarisuda
facebook:https://www.facebook.com/yasunarisuda
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